【リピート率向上】歯科医院がリコールはがきを書く際の3つのポイントと役立つ例文3選まとめ

「歯科医院が患者さんにリコールはがきを出す時って何を意識すればいいの?」

「リコールはがきに使える無料のテンプレートが欲しい」

このように考えている歯科医院も多いのではないでしょうか。

リコールはがきを出す場合に、何を意識すればいいのか悩んでしまうことも多いですよね。

今回の記事では、歯科医院がリコールはがきを書く際のポイントについて詳しく解説します。

リコールはがきを書く際に効果のある一言の入れ方、無料テンプレートもご紹介しているので、合わせてご参考にしてください。

目次

リコール施策のメリットを把握しよう

そもそも、リコールとは、「定期健診の時期を伝える方法」を言います。

定期健診に関しては、3カ月~6カ月頃の期間で行われることが一般的です。

歯科医院からリコールをすることで、患者さんが忘れずに再来院してくれるようになります。

ホームページによるSEO対策やリスティング広告では、新患を集めることには長けていますが、一度、来院して頂いた患者さんには、しっかりとリコールを施していかないと、常に新患をとらなければ医院の経営が成り立たない状態になってしまいます。

来ていただいた患者さんに、次回予約をとることは勿論ですが、同時にリコール対策もやっておくと、再来院する率を増加させますので、次回予約と合わせてリコール対策はしていきましょう

リコールはがきを書く際に意識すべき3つのポイントとは?

リコールはがきを書く際に意識すべきポイントとして上げられるのが下記の3つです。

1. 目的を明確に伝える

2. 歯科医院にあったデザインにする

3. 手書きの一言を入れる

これらのポイントを意識できると、よりわかりやすく親切なリコールはがきに仕上がります。

患者さんからの印象を高める重要なポイントばかりなので、1つずつ確認していきましょう。

1. 目的を明確に伝える

患者さんにリコールはがきを出す目的として、定期検診を促すことが挙げられるでしょう。

定期検診を受けてもらうことで、患者さんのむし歯や歯周病予防、症状の早期発見を実現します。

定期検診であれば定期健診に関する情報のみに絞らないと、目的が不明瞭なリコールはがきになるので注意が必要です。

他のサービスの訴求などもいろいろと入れ込んでしまうと、見づらい文面になります。

確実に定期検診を促すためにも、患者さんの目線に立ってわかりやすく、見やすい文面の作成を意識しましょう。

2. 歯科医院にあったデザインにする

リコールはがきを作成する場合は、自院の雰囲気に合ったデザインを心がけましょう。

自院のイメージに合っていなかったり、過度に派手なデザインにしてしまったりすると患者さんに違和感を抱かれてしまいます。

一度違和感を抱かれてしまうと、定期検診の訴求にはつながる可能性が下がってしまうでしょう。

無料のテンプレートサイトにはさまざまなデザインが用意されていて、選びやすいので安心です。

オリジナリティのみに固執せず、まずは自院に合ったデザインを意識してリコールはがきを作成しましょう。

3. 手書きの一言を入れる

リコールはがきに手書きの一言をいれると、患者さんからの印象アップに繋がりやすいです。

手書きの一言が入っていると、患者さんは自分のために手間をかけて書いてくれたと感じますよね。

逆に、すべてパソコンで文面を作成してしまうと、どこか味気ないリコールはがきになってしまいますし、印象に残りづらくなってしまいます。

デジタルが発達した今の時代だからこそ、ひと手間をかけてみると非常に効果的です。

その手間をかけるかどうかで、貴院に今後通うかどうかを決める方は、患者さんの印象も変わってくるので、ぜひ手間を惜しまないようにしましょう。

リコールはがきを書く際に効果のある一言の入れ方

リコールはがきを書く際に効果のある一言を入れる場合は、下記の3つのポイントを意識しましょう。

1. あいさつを入れる

2. 患者さんごとの内容にする

3. 定期検診を受けるメリットを明確に伝える

患者さんに対して親切な印象を与えられる上に、さらにわかりやすいリコールはがきを作成できます。

いずれも効果的なテクニックなので、作成時のご参考にしてください。

1. あいさつを入れる

リコールはがきには季節ごとのあいさつ文を添えることで、患者さんに好印象を与えやすくなります。

いきなり本題から入るよりもやわらかい印象を与えられるので、意識しておきたいポイントの1つになります。

個人的に微妙なリコールはがきは、固い言葉を使ってしまうだけの文章にしているものです。

例えば、「色とりどりの花が咲きそろう季節となりました」「春風の心地よい季節になりましたが」というような言葉自体は良い表現ですが、このような固い言葉のみを使ってしまうと、かしこまった感じが伝わってしまい、逆に患者さんも壁を感じてしまいます。

そのため、あいさつ文は「○○さん、お元気ですか?」や「あれから調子はいかがですか?」のような、フランクかつやわからかい表現をあいさつ文を入れることがベターです。

2. 患者さんごとの内容にする

リコールはがきを作成する場合は、患者さんや担当医の名前を入れましょう

「〇〇歯科の△△です。▢▢さん、その後の歯の調子はいかがでしょうか?」

といった風にお互いの名前を添えると、患者さんが自分に向けて書かれたはがきであることだと認識します。

担当医の名前も入れているので顔も思い出しやすく、印象に残るリコールはがきになるでしょう。

より確実にリコールに繋げるためにも、リコールはがきに名前を入れることは覚えておきましょう。

3. 定期検診を受けるメリットを明確に伝える

リコールはがきで、定期検診を受けるメリットを明確に伝えるとリコールに繋がりやすくなります。

たとえば、下記のような例文を入れてみると効果的です。

「定期検診を行うことでむし歯の早期発見が可能です」

「歯や歯ぐきの状態の変化をチェックすることで、食事をより美味しく食べられるようになります

「きれいな歯をキープすると、周りの人からの好印象に繋がりますよ」

このように具体的なメリットを提示することで、「定期検診のお知らせが来たから、そろそろ行かなきゃな」と気持ちが芽生えていきます。

リコール率をアップさせるためにも、患者さんがメリットをイメージしやすいリコールはがきを意識しましょう。

リコールはがきを書く際に使える例文3選

魅力的なリコールはがきを作成する場合は、主に下記の3つの要素が重要になります。

1. 季節ごとの冒頭文

2. 治療内容に合わせた中間文

3. 気遣いを見せる結びの文

これらの要素が入っていると、患者さんに親切な印象が与えられる上に、定期検診を促せる内容のリコールはがきに仕上がります。

1. 季節ごとの冒頭文

季節ごとの冒頭文の代表例をピックアップすると下記の通りになります。

季節例文
「葉桜が鮮やかで映える季節となりましたが」「初夏の風に吹かれ、心もはずむ季節となりましたが」
「大暑を迎え、寝苦しい夜が続きますが」「夏本番を迎え、大変な暑さが続きますが」
「降り積もった落ち葉に、過ぎ行く秋を感じるころになりましたが」「朝晩の冷え込みがひごとに増してきましたが」
「寒さが身にしみる昨今ですが」「まだまだ余寒きびしい日が続きますが」

季節に合った冒頭文を導入しながらも、やわらかい印象を演出しましょう。

2. 治療内容に合わせた中間文

中間文は患者さんの症状、治療内容に合わせた文章を書きましょう。

患者さんごとの内容にすることで、「自分に向けて書いている内容だな」という印象を与えられます。

治療内容ごとの中間文を書く場合は、下記の例文を意識しましょう。

治療内容例文
義歯「先日の治療で装着したブリッジはその後、不都合な点はございませんでしょうか」「ブリッジ治療は定期的なチェックが重要です」
ブリッジ治療「義歯を装着して1か月ほど経過しましたが、その後慣れましたでしょうか」「当たって痛い箇所はありませんか」
歯周病「その後、お口のお手入れは順調でしょうか」「定期検診を行うことで、むし歯や歯周病の予防に繋がりますよ」

何か不都合なところがないか聞くことで、患者さんに親切な印象を与えられます。

リコール率の向上に繋げるためにも患者さんごとに合った中間文を書きましょう。

3. 気遣いを見せる結びの文

冒頭文でのあいさつだけではなく、結びの文においても気遣いを見せられると患者さんからの印象がさらにアップします。

結びの文を書く場合は下記の例文をご参考にしてください。

  • 定期的な検診を行い、食事をより美味しく、ストレスフリーな状態にしましょう
  • 〇月〇日に一度、定期検診を受けませんか。ご都合がつかない場合はご連絡ください。
  • 寒い季節なので、ご自愛くださいませ。

定期検診日を歯科医院で一度設定して促すのもテクニックの1つです。

自院に合った結びの文を選び、リコール率のアップを目指しましょう。

【重要】リコールはがきを書くベストなタイミング

午前の診療に来られた患者さんであれば、お昼休憩のうちに。午後の診療であれば、診療の合間や終わった時に、はがきを書くことがベストです。

何故なら、その患者さんの歯の状態や話した内容を鮮明に覚えているのが、その日だからです。

先伸ばしすることによって、「どんな話をしたのか?」「どんな歯の状態だったのか?」「何に悩まれていたのか?」を忘れてしまい、業務的な文字になりかねないため、出来る限り、速い段階で書いておくことをオススメします。

一度、来られた患者さんに対して、「また通いたいな」と思ってもらえることが、貴院に繰り返し通ってもらうようにするためには必要不可欠な要素です。

歯科医院の数は「コンビニと同じぐらいある」と言われていますから、何か患者さんにとって不都合なことがあれば、すぐに他の医院に移られてしまいます

歯科WEBでは、WEB集客の実務支援代行も行っておりますが、同時に一度来た患者さんに対して、しっかりと再来院していただくための施策をお伝えしています。

「治療だけすれば勝手に患者さんが来てくれるだろう」という傲慢かつ狭い考え方ではなく、5年、10年と「ここに通えば安心だよね」と患者さんに自然と思わせるような医院(組織)努力は行っていきましょう。

リコールはがきに使える無料テンプレートサイト3選

リコールはがきに使える無料のテンプレートサイトを知りたい方もいらっしゃると思いますので、下記の3つのサイトをご紹介します。

1. ライオン歯科材株式会社

2. デンタルン

3. ビバリーくんの素材集

いずれも無料かつ、豊富なバリエーションのテンプレートが用意されているサイトになります。

自院に合ったテンプレートを見つけるためにも、1つずつサイトを確認していきましょう。

1. ライオン歯科材株式会社

ライオン歯科材株式会社はリコールはがきのテンプレートはもちろん、豊富な素材を用意しています。

イラスト集、リーフレット、パンフレット、POPツールなど数多くの素材があるので便利です。

自院ならではのリコールはがきを作る際にも便利な上に、他の制作物や掲示物を作る際にも役立ちます。

JPEG形式、MPEG4形式より選んでダウンロードできるので、積極的に活用しましょう。

2. デンタルン

デンタルンは複数のバリエーションのテンプレートがあるサイトです。

かわいらしいキャラクターデザインのテンプレートが多く、ポップな雰囲気が演出できます。

お子様向けのデザインも多いので、小児歯科に対応している歯科医院にとっても便利です。

かわいいデザインのリコールはがきを作成する場合に活用しましょう。

3. ビバリーくんの素材集

ビバリーくんの素材集では、リコールはがきの文例がWord形式でダウンロードできます。

数多くのバリエーションが多く用意されているので、効率よく文面を作成することが可能です。

人物やキャラクターのイラスト素材もあり、文例と組み合わせると自院ならではのリコールはがきが作成できます。

効率よくリコールはがきを作成したいという、歯科医院におすすめなテンプレートサイトです。

まとめ

リコールはがきを作成する場合は、「目的を明確にする「わかりやすく見やすいデザインにする」といったポイントを押さえましょう。

患者さんが定期検診に行きたくなるような工夫を施すことで、リコール率の向上につながりやすくなります

新規の患者さんをインターネットで集めたとしても、リコールはがきやリコール目的のLINEをしないと、再来院する回数を減少させてしまいます。

そのため、常に新患を追っていく経営ではなく、新患さんを安定的に集めつつも、再来院率もしっかり上げられる医院作りをしていきましょう。

この記事を書いた人

起業して13年目。累計30業種以上の個人起業家の起業支援や法人のWebマーケティング実務支援を行ってきた。

得意分野はWebマーケティングを活用した集客や販促法。企画によっては、数百万~数千万円を売上を上げる。

日本代表選手や国体選手らを見ているスポーツトレーナー、某地域の助成金件数No1の社会保険労務士の事務所、地域で有名な医療法人、業界No1のメディアサイト会社などのリスティングや戦略企画案などのサポート担当。

また、小田のサポートを受けて電子書籍を出版した64名のうち62名(96.8%)の方がAmazonランキング1~15部門1位を獲得。サービスを受講した方からは「説明が分かりやすい」「対応が速くて助かる」などの声が多い。

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